主人公であるルフィが海賊王を目指して大冒険をする世界的人気アニメ、ワンピース。
多くのファンから支持を得ているワンピースですが、昔と比べてつまらなくなってしまったという声もチラホラ聞こえてきます。
今回は筆者が考える「ワンピース」がつまらなくなってしまったと言われている要因について迫ります。
物語がインフレし過ぎてしまっている
ルフィの懸賞金推移#今週のワンピ pic.twitter.com/mkKTcofxuV
— いつき (@luffy030852) June 20, 2022
今では主人公ルフィの懸賞金も30億ベリーとかなり高額になっており、「四皇」にも抜擢されています。
イーストブルーにてアーロンを撃破した後に初めて掛けられた懸賞金は3,000万ベリーでしたので、かなり飛躍しているのが分かります。
ちなみに四皇の懸賞金ですが、黒ひげが22億4760万ベリー、シャンクスが40億4890ベリー、ビッグマムが43億8800万ベリー、カイドウが46億1110万ベリーとなっています。
ルフィが15億ベリーになる前にそれぞれ四皇の懸賞金が明かされていますので、このレベルに少しでも近づかせる為に5億から15億ベリーに懸賞金を大幅に上げたことが伺えます。
しかしこの展開に関しても、「いきなり懸賞金上がり過ぎ」や「ワンピースインフレし過ぎ」などの声が見受けられます。
ワンピースも物語が終盤に向かっていますので、四皇と渡り合わせる為に致し方ない部分ではあったのかなと個人的には思います。
麦らの一味だけで立ち向かう描写が減った
新フェス限の麦わら一味、1000話の扉絵再現がすばらしすぎる🎉#トレクル pic.twitter.com/Y41WhWoZZ8
— ディランのどれい (@dylan_optc) July 20, 2021
2年後編のワンピースでは、ローとの「海賊同盟」や、「麦わら大船団」など麦わら一味だけで相手と対峙する描写が少なくなっています。
現在連載中の和の国も同様、赤鞘の侍やキッド率いる「キッド海賊団」、ロー率いる「ハートの海賊団」との共闘で、ビッグマムおよびカイドウに立ち向かっています。
昔のワンピースでは、麦わらの一味vsバロックワークスや、麦わらの一味vsCP9など、麦わらの一味のみで敵対する相手と戦ってきました。
そういった部分からも「麦わらの一味」である特別感や意義が薄くなっている傾向にあるのかと思います。
前述した「インフルし過ぎている」という点からも現在の情勢的に麦わらの一味だけでの応戦では層が薄く、勝てるシナリオが描けなくなっているのが原因とされるでしょう。
物語が進むのが遅い
1年半以上かけてやっと念願の念願の
ワノ国まできたあ😭
長いようで短いようで長かったな💭
後は映画までにアニメは全部見終われたらいいなっ‼️
これからキッドもローもマルコも
沢山見れるとか楽しみ幸せワクワク ッ🫶
#ワンピース #ONEPIECE pic.twitter.com/ACm5h5QqO0— ◤おらぷ♡ (@_Nicelookingguy) June 27, 2022
この意見も多々見受けられます。実際、昔に比べるとかなりテンポが悪くなっているのは否めません。
原作もひとつの「編」にかける時間が長くなっているのは事実ですし、特にアニメです。
アニメに関してはあからさまにワンシーンを引っ張ってる感があり、視聴者は焦らしに焦らされ痺れを切らしているのが感じられます。
ワンシーンの尺が長めになっているのは原作の進みが昔に比べ遅く毎週放送されるアニメが単行本に追いつかないようにしていることが影響しています。
また現在アニメで放送中の和の国編ではアニメーションにかなりの力が入っており映画並みの作画となっていますので、そういった部分を楽しむとアニメの引っ張り具合も許容できるのかなと感じます。
ルフィがゴムゴムの実の能力者ではなかった
ゴムの体をもって目の前の敵と戦って多くの人を呪縛から解放して笑顔にしてる
ルフィ紛れもなくニカを継ぐものだよ pic.twitter.com/woTvRoOoKs
— クロス (@shoot_drive) June 29, 2022
ルフィが能力を身につけた当初、パラミシア(超人)系と呼ばれる悪魔の実であるゴムゴムの実を食べたということが描写されていました。
しかし昨今ルフィはゴムゴムの実ではなく、実は動物系と呼ばれる悪魔の実であるヒトヒトの実のモデル「太陽の神 ニカ」だったことが明かされました。
この展開に納得のいっていないファンが多くいる様です。
元々のゴムゴムの実という、「なんとも微妙なパラミシアの悪魔の実で、数々の敵を倒してきたからこそ良かった」という意見や、「今更違う悪魔の実の能力者かよ、、」なんて声もSNS上では多々見受けられます。
なんと言ってもモデルが「神」ですからね。
ルフィをヒトヒトの実モデル「太陽の神 ニカ」にする理由が後に明らかになっていくはずですので、今後の展開に注目してみましょう。
またルフィがニカであることが明かされた際、ルフィが戦闘している島の近くで巨大な象(象主(ズニーシャ))が「ジョイボーイが…!! 帰って来た!!!」と意味深な発言をしていました。
従って今後ルフィとニカとジョイボーイの関係についても明らかになっていくと思いますので、この点も楽しめそうです。
実際にワンピースはつまらなくなったのか
これまでワンピースがつまらなくなってしまったと言われる要因についてまとめてみました。
確かにある側面においてはつまらなくなったと感じる部分も多いあることが伺えます。
しかしワンピースの一つの醍醐味である伏線について明らかにされつつあるので、その点について楽しめる方にとっては十分に楽しめる作品なのかもしれません。
以上のことから読者を選ぶ作品となりつつあるのではないでしょうか。
本記事を読んでワンピースについて気になった方は少し原作やアニメに目を通してみてください!